コーチングと私


昨年の2月から約1年間かけて、コーチングについて学んでいました。
今年の4月に試験を受けて合格をいただき、(一財)生涯学習開発財団認定コーチに認定されました。

コーチングとは何か。
一言で言えば、対話によってクライアント(コーチを受ける人)に『行動の変容』を促すこと、です。

「目標達成に必要な知識、スキル、ツールが何であるかを棚卸しし、それをテーラーメイド(個別対応) で備えさせるプロセスである」

私が学んだコーチ・エィでは、コーチングを上記のように定義しています。

この文章だけでは、? 何のこと?と思われるでしょう。

「コーチはクライアント(コーチを受ける人)に、
・新しい気づきをもたらす ・視点を増やす ・考え方や行動の選択肢を増やす ・目標達成に必要な行動を促進する  
ために、効果的な対話を双方の間に作り出します。」
〜コーチ・エィ 「コーチング・ガイドブック」より

ざっくばらんに簡単に説明してみます。

「私はこうなりたい!」「〇〇になりたい!」など言ってるクライアントがいたとして。
コーチは、次のように対話していきます。

「それって、どんな夢ですか?もうちょっと具体的に話してみませんか?」
「それが実現したら、人生どんな風に変わるでしょう?もうちょっと細かいとこまで、イメージしてみましょうか?」
もし実現した時の自分を上から見たらどんな風に見えると思います?」
「で、今本当はどんな感じです?」
「なるほど〜。なかなか一歩踏み出せないんですね。その踏み出せない理由を思いつくことからあげていってみましょうか?」
「で、もし、それをやろうと思ったら、まず何からやっていきますか?そして、いつまでにやり遂げたいと思いますか?」
「そのアイデア、すごいいいですね!それじゃ、ちょっと今度までにできそうな目標を立ててみませんか!?何からしましょう?どんな風に始めたいですか?」
「今日のこの時間で、どんなことが得られましたか?」
「今日の最初と最後やったら、後半具体的な話し出してから、すごい生き生きされてましたね!私もなんかすごく元気もらいました!じゃあ、4週間後にまた話するの楽しみにしています!」

もちろん、ゴールを目指すといっても、その過程には紆余曲折があります。
挫折を味わったり、思いがけないことがおこったりします。
その都度軌道修正をし、ゴールがそれで良いのか検討することで、クライアントはまた進み始め、コーチは伴走していくのです。
ただ、クライアントの話を聞くだけの日もあります。
そうすることでクライアントが自分を整理できるなら、それもありです。

コーチングを学んでよかったことは、
・他業種の方々と共に学べたこと。様々な業界や役職、幅広い年齢層の方々と学びを通じて交流できたことは大変刺激的で、貴重な体験でした。
・スタッフたちと定期的にコーチングの時間を持つことで、自分がスタッフのことをあまり知っていないことに気づいたこと。やはり、対話の時間をもつことは大事です。
・コーチとして自分のファンデーションを整える、ということを学んだこと。生活のリズム、食事や睡眠を気遣ったり、どうすれば自分が心地よく安定して過ごせるか、ということを知っておくことは良いことです。

難しかったことは、
・仕事が忙しい時は、課題や勉強をするのが大変でした。いつも、夜20時や21時からのクラスを受けていたのですが、終わってからクラス内容のまとめをする元気が無かった時も結構ありました😅
・勉強始めた頃は、スタッフに練習に付き合ってもらったのですが、最初の一声かけるのがとても難しかったです。

まだまだコーチとしてはこれからですが、コーチングには未来を描いて夢を実現させる力があります。

自分の夢を実現する為に、顔を上げて未来を夢見て歩いて行くんだ!という人。
まだ夢や自分の成りたい未来がうまく見つからない人。
いつも中々最初の一歩が踏み出せない人。
そんな人たちへ、コーチングを通じて良きサポートができるようなりたいな、と思っています。
どんなことができるか、勉強を続けながら思案しています。

あと、コーチングって、大人だけでなく子供に対してもできるのです。
実は私がコーチングに興味を持ったのは、子育てに悩んでいる時でした。
子供たちに向き合う方法としても、自分の進む道を自分で見つけさせる為にも、とても有効なスキルなのでは?って感じたのです。
ただ、コーチになるぞ!とスタート切るまでにそれから何年もかかってしまいました。
やはり何でも思い立ったらできるだけ早く!することをお勧めします😄
なかなか私も、言うは易く行うは難し、ですけど💦

   

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